こまなびカルチャー講座「野菜ソムリエに学ぶ いいことずくめの家庭菜園」

2022/03/18

 

 

3月10日、野菜ソムリエであり、野菜や花の苗生産・販売をされている伴野清文さんを講師にお迎えし、お話をいただきました。

コロナ禍にあって、遠出をできるだけ避けようという意識からか、身近でお手軽にできるガーデニング・家庭菜園の人気が高まっているそうです。「#家庭菜園」は212万件もヒットするほどの人気であるとのこと。ただ作るだけでなく、SNS映えということも意識され始めたと聞いてびっくりしました。家庭菜園をきっかけに隣の菜園の方と情報交換が始まったり、孫と一緒に芋掘りしたり。作る・食べる以外にもいっぱい良さがあることも再認識しました。

次に、採れたて新鮮野菜をすぐに食べられる利点を生かし、一般には流通しにくいけれどおいしい野菜をいろいろ紹介していただきました。例えば食卓をカラフルに彩ることのできる「カラフルトマト」、皮が口に残りにく、食感のいい薄皮トマト(ピンキーときら~ず)、水の滴る水ナス(泉州水ナス)生で食べられるミニナス(ごちそうナス)焼きナスとしておいしいナス(飛天長)。苦みの少ないピーマン(ピー太郎)など。

水やりや肥料を怠ってしまうとさらに辛味が増すので気をつけたいとうがらし(福耳ジロー)。収穫後2カ月ほどおいて追熟させた方がおいしいカボチャ(白い九重栗)、花が咲いて4・5日で8cmくらいが食べ頃のズッキーニ(たまご型ズッキーニ)など、栽培方法や調理法にもアドバイスがありました。

なんとなく植えるのではなく「こんな料理を食べたいから品種までこだわってこの野菜を作る」ことの大切さも学ぶ機会となりました。苗売り場に早く行きたい気持ちがいっぱいになりました。