連携市民講座 「あなたは大丈夫?フレイル予防講座」第1回

2022/03/30

 

加齢とともに心身の活力が低下し、健康障害を起こしやすくなった状態が「フレイル」です。フレイルから、要介護につながる危険信号を見逃さない予防法を学ぶ講座の第1回を開催しました。講師は明治安田生命の瀧澤さんです。

初めに、フレイルがどんな状態か、どうしてフレイルになってしまうのかのお話がありました。主な原因は「加齢」ですが、加齢で活動能力が低下する→動くのがおっくうになる→交流が減る・気分が沈む→食欲が落ちて低栄養となる・認知機能が低下する→足腰が弱る・ますます活動能力が低下→そして・・・というような、悪循環からフレイルになっていき、もっと進むと介護生活になってしまいます。

知らず知らずのうちにフレイルになっていないか、食習慣や筋肉のセルフチェックをチェック表を使って行いました。チェック項目は11項目あり、5点以下の方は要注意という判定でした。あらためてチェックをしてみると、できていないことがいくつもあり、自分にもフレイルに陥る可能性があることがよくわかりました。また、フレイル予防の脳トレも兼ねた「間違い探し」のクイズを行いました。8割正解した方に、お菓子のプレゼントがありましたが、ほとんどの方がお菓子をゲットされていました

後半は、高齢期の低栄養予防についてや、積極的に趣味・ボランティア・仕事等による社会参加の大切さについての話がありました。

講演終了後、希望者の方は、手のひらをセンサーに載せるだけで野菜摂取量を測定する機械「ベジチェック」を体験しました。一日の野菜摂取量350g以上を摂れていることを表す点数を出される方続出で、健康的な食生活を心がけている方が多かったようです。