こまなびカルチャー講座「楽しく食べる食育で子どもが伸びる～子育てに役立つ食育の知識と具体的実践～」

今年最初の講座のテーマは、「楽しく食べる食育」。講師曰く、楽しく食べることが一番大切。そして、楽しく食べると子どもが伸びる！食育は、教育・子育てである「知育・徳育・体育」の基礎であり、五感をすべて使う唯一の行為が、食なのだと言われました。そして、脳に豊かな五感の情報を入れることで子どもたちは豊かに育つのだそうです。具体的な実践方法を写真や動画を交えて、時間いっぱい詳しく説明していただきました。

参加者は、ほとんどが子育て真っ最中のママやパパ。うなずきながら、かわいい写真に笑いながら、たくさんの知恵や工夫をおみやげにすることができました。

講師が、保育の現場で実践した「お味見」（五感で表現するから五感見とも）や「お味見当番」。

いち早く、出来立ての給食を実食して、それをみんなに伝えます。おとなは、「おいしい？」なんて尋ねてはいけません。帰ってくる言葉は、単に「おいしい！」か「ビミョー」・・・

必ず五感を表現する問いかけをしてください。「どんな感じ？」「どんな味？」「どう？」

すると、語彙の獲得著しい5歳児は、味だけでなく、食感・色や形・匂い・音など五感を使った表現で返してくれるようになるのだそうです。家庭でもできそうですね。お味見タイム！

楽しく食べる工夫として、食のプロセスに関わること。（栽培、収穫、買い物、クッキング・・・）

お薦めの「ごますり」は、講師がすり鉢セットまで作り、市販しているそうです。楽しい時間をたくさん作り、意欲的に生活する子は自己肯定感も高くなります。食育で子どもを伸ばす。明日からの子育てに生かせることが一杯。最後に、食事の悩みにも解決法を教えていただきました。