市公民館ゆうゆう学級 第2回講座 「いきいきウォーキング」

2022/06/08

 

市公民館ゆうゆう学級第2回は、健康維持のためのウォーキングをテーマとして、市内で鍼灸治療院を営まれ、日本スポーツ協会公認アスレチックトレーナーでもある、河内隆慶先生を講師としてお迎えしました。

はじめに、一日1万歩を目標とする理由について伺いました。厚生労働省は、一日当たり約300kcalのエネルギー消費に相当する身体活動を推奨しているそうですが、一日1万歩がちょうど300kcalに相当するとのことです。健康のためとの理由で、歩き過ぎて体を壊しては本末転倒。無理なく適度なウォーキングを継続的に行うことが、生活習慣病の予防、罹患率の低下、メンタルヘルスや生活の質の改善に効果的であると聞きました。ウォーキングに適した靴とは、つま先は柔らかく、踵は体重を支える適度な硬さのあるものが良いそうです。また、靴底のすり減り方で、その人の身体的特徴が分かるそうです。受講生は、自分の履いている靴を点検したり、正しい履き方を知り、丁寧に靴ひもを結び直したりして、歩く前の準備に余念がありませんでした。

座学の後は実践です。歩く時のポイントは、「立ち姿」と「ロッキングチェア」。顎を引き、視線は真っすぐ前を見ることで頭から骨盤の中央に軸を通すイメージで立ちます。歩み出しは、踵から着地して、つま先まで滑らかに体重をかける。ロッキングチェアのような運動で、歩きだしの形を覚えました。市民会館のせせらぎ広場を使い、先生のご指導のもと、無理のないウォーキングをしました。また、腰や膝に負担がかからない階段の上り方、下り方についても学びました。

受講者からは、普段は何も考えずに歩いていたが、先生のお話を聞き、これからは歩く時のポイントに気を付けながら、無理なく継続できるようなウォーキングを心がけたいとの感想が聞かれました。