連携市民講座「今から取り組もう!防災講座」第2回

2022/08/13

 

 

 

第2回のテーマは「防災脳ストレッチ」。ストレッチ体操で心身を整えるように、防災の知識と具体的なノウハウを身につけようという講座でした。

一つ目は、自然災害への防災アンテナをストレッチです。今は「過去の常識が通用しない災害時代」と言われ「短時間強雨」「線状降水帯」「スーパー台風」など異常気象が多く発生しています。事例や、災害の発生するメカニズムなどに、しっかりアンテナを張って災害を「自分ごと」化することが大切です。

二つ目は、「避難知識」を身につけるストレッチです。危険な地域は河川の近くや山間部などの地域に限らず、近年は都市型水害も発生しています。「避難知識」はあらかじめ自分の地域に合った情報を得ることで身につけることができます。具体的には、避難や災害時に役立つアプリ「国土交通省ポータルサイトのハザードマップ」「危険度分布キキクル(気象庁提供)」「避難行動判定フロー(内閣府防災LINE)」「逃げなきゃコール」の紹介がありました。

三つ目は、実際の避難行動の事前確認をストレッチします。お風呂には水を貯めておいて水を確保しておくとか、横への避難(避難場所)が難しい時は上の階や高いところに逃げるとか、避難が長引いた時はエコノミークラス症候群に気を付ける等、災害の段階ごとに備えておくとよいことはいろいろあります。また、大災害が発生した時に頼りになるのは近隣の住民であることが被災地の調査でわかってきています。自分で自分の身を守る自助と、近所の人と助け合う共助の両輪で備えておくことが重要なようです。

大雨による洪水被害のニュースが続く昨今だったこともあり、みなさん備えの大切さを実感されたようで、その場で早速防災アプリをダウンロードされている姿も見られました。