連携市民講座「睡眠」と「健康」の知恵袋講座 第1回  

2022/10/15

  

 

 

「眠りたくてもなかなか眠れない」「年齢とともに眠りが浅くなった」など、睡眠のお悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。そんな方々に向けて、「最適な睡眠を考える」をテーマにした講座を開催しました。講師は明治安田生命の西村さんです。

「睡眠あるあるクイズ」では、「眠れない時にヒツジを数えると眠れるは本当?(答えは×)」とか、「靴下をはいて寝るとよく眠れる?(答えは×、睡眠中は靴下をはかずに深部体温を下げたほうが良いため)」などほとんどの質問は皆さん正解でしたが、「睡眠のゴールデンタイムは22時~2時なので、眠っていた方がよい?」という質問だけ多くの方が「〇」と答えて不正解でした。成長ホルモンが分泌されるゴールデンタイムは、時間帯ではなく、それぞれの寝始めの3時間ぐらいとのことです。

このことからもわかるように、睡眠にはタイプがあり、例えば眠りにつきやすい時間によって朝型や夜型などがあったり、年齢によって自然と睡眠時間が短くなったりします。過去や他人と比べるのではなく、今の自分に最適な睡眠を見つけるのが重要なので、自分が今どのタイプに属するのかをチェックシートを使って調べたり、一日の活動を時間帯別に振り返ったりしました。その上で、「体内時計」を整えて生活リズムを作るためにはどうしたらよいかお話を聞きました。具体的には、午前中に30分以上光を浴びる、起床後1時間以内に朝食をとる、夕食は就寝前2~3時間前までに、深部体温をコントロールするお風呂の入り方、音や香りでリラックス、「快眠体操」を夕方に行う等々です。

「ご自身の生活の中でできるものから始めてみましょう!」との言葉に参加された方々は大きく頷かれていました。