健康寿命を延ばすための最新の情報―睡眠障害について―第2回目

2018/07/22

2回目も中部大学生命健康科学部の野田明子先生をお迎えして「睡眠障害の検診と治療」をテーマに講義が行われました。

前回は眠りがいかに健康な生活を送るために重要かということを教えていただきました。今回は、睡眠障害にはどんな症状があり、どんな病気に分けられるかの診断の方法、その治療法についてのお話でした。

眠れない人も、眠くて仕方がない人も睡眠に問題を抱えていると言えますが、どういう症状かを正確に医師に伝えることが、診断の精度を上げ、適切な次の検査を行うことにもつながるということを野田先生は強調されていました。寝ている間の症状は自分ではわかりませんから、家族の様子に気を配ることも大切だというお話に皆さん大きくうなずいていました。睡眠時無呼吸症候群は、交通事故や労働災害など社会的な問題につながることもあるので見逃さないようにしたいですね。

専門的な対処法もいろいろお聞きしましたが、まずは睡眠のリズムを整えることが大事だということがわかり、参加者からは今日からの生活を見直したいという声が聞こえてきました。

最後に野田先生から大学で睡眠相談や睡眠障害と関連が深い高血圧や認知症予防の教室を行っているという案内があり、現在ご自身が問題を抱えている方や、家族や知人に教えてあげたい方が、講座後に野田先生に詳しく尋ねてみえました。