認知症の基礎知識

2018/12/22

12月19日

第15回のゆうゆう学級は、小牧市保健センター保健師の森下大輝先生による、「認知症の基礎知識」講座でした。

誰もが望むPPK(ピンピンコロリ)、絶対困るNNK(ネンネンコロリ)。人生100年時代、自分は大丈夫でも避けて通れない「認知症」対応。森下先生から「認知症とは」、「予防には」、「認知症の方を支えるには」、と幅広く基礎的なお話をしていただきました。

まずは自分の「認知症度」のチェックから。思わぬ結果に驚く人も・・・。しかし、「認知症は自分では意識できない」との言葉で、「驚いている自分はまだ大丈夫」と自分を慰めて。「単なる物忘れ」は体験の一部を忘れてしまいますが、「認知症の物忘れ」は体験そのものを忘れてしまうとのこと。認知症は、アルツハイマ―等疾患が原因にもなりますが、日常生活によりある程度予防することができるそうです。予防法は、「運動をする」「食生活に気を付ける」「頭と手を使う」「自分が好きなことを意欲的にする」などです。早期発見により治療・対応が適切に出来れば、症状を改善し進行を遅らせることもできるので、お近くの方が認知症かなと思ったら「保健センター」に相談を。

受講生の方の関心が高かったのは「認知症の方を支える」方法。意志を尊重しつつ、どう対応していけばよいか。基本は「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」。受容的態度で、話はまず肯定的に聞いてから、ゆっくり対応する。「地域で不審な行動をするお年寄りを見かけたらどうする」、「デイサービスに行きたがらない人には」等質問もたくさん出て、有意義な講座になりました。