市民企画講座「初めての小説」第1回

2021/07/08

市民企画講座「初めての小説」、第1回。講師は、作家の栗林元(はじめ)先生。会社勤務を経験されたのち、小説を書くことに専念された経歴をお持ちの方です。そこから、自分の体験を作品にすることは、初めて小説を書く方にとっていろいろよい点があることに気付かれたそうです。

まずは、基本。小説の技術として、①考える技術と②書く技術のお話。

①は、着想、ストーリー、キャラ造形・世界設定など、そして、モチーフやテーマについて。②は、文章化、表現方法、演出、エピソードに伏線とその回収etc。話を聞いていると、なるほど、そうやって小説はできていたのかと、なんとなく納得。

講師の体験を基に、具体的なエピソードを交えて説明が進んでいく。自作は「読者の気持ちで書く」そして、読者視点で読み返してみる。

「説明するな 描写せよ」⇒読者の脳に絵を刻む。

「説得するな 気付かせろ」⇒直接的な説得は啓蒙的で反発を持つ。

自分の気づきは100%受け入れる。などなどの名言が飛び出します。

続いて、演習について。体験を作品にする。小作品の朗読を聞いたのち、この作品のために講師が作ったメモ、プロットが提示される。1のパターンと、2のパターン。1をやめて2にした理由の説明。

最後に、たくさんの質疑応答があり、次回までに、各自が作品づくりに取り組みます。

第2回は、2週間後。