岩根愛 写真展 「KIPUKA」

第44回(2018年度)木村伊兵衛写真賞、伊奈信男賞を受賞した岩根愛による写真展「KIPUKA」を開催します。
岩根は、ハワイで、かつて日本からの移民が暮らした居住跡地にひっそりと残る墓地に出会い、日系人の文化、歴史を取材、撮影をする中で、ハワイの各島々の仏教寺院で夏の風物詩として地域に根付き開催される「ボンダンス」(盆踊り)に出会い魅了されます。その熱気のピークで唄い踊られる「フクシマオンド」が、震災による原発事故で被災地となった福島県浜通りの「相馬盆唄」を元にしたものであることを知り、盆唄と共に、そのルーツの福島とハワイを往復します。
岩根が使用するのは、ハワイの日系フォトスタジオで使われ、主に葬儀での参列者たちの集合写真を撮影した360度回転する大判パノラマのサーカットカメラ。岩根はこのカメラと出会い譲り受け修理をし、福島県三春町にも撮影の拠点を置き、避難区域となった双葉町をはじめとする各市町村や、土地と伝統に根ざして生きる人々の姿を撮影してきました。
ハワイ語で、「新しい命の場所」を意味する「KIPUKA」。岩根はこの言葉を頼りに、これまで13年ほどの年月をかけハワイと福島の撮影を続けてきています。
本展では、木村伊兵衛写真賞受賞作「KIPUKA」からの作品と共に、初公開となる昨秋シカゴでのレジデンスにて制作した8mのパノラマ写真、および映像作品を展示します。
盆唄と出会い、過去と未来の連なりのなかで、人間が生きることを見つめ続けてきた岩根のこれまでの旅の軌跡である作品を、ぜひご覧ください。


KIPUKA

福島からハワイへ、その唄が渡ってから1世紀を過ぎて、
同じ唄が避難者とともに、故郷を追われた。

―KIPUKA
溶岩流の焼け跡の植物、再生の源となる「新しい命の場所」を意味するハワイ語、
この言葉をずっと頼りに、私はハワイと福島への旅を続けた。

日系移民が築いたサトウキビ畑の町はあとかたもなく消え、
福島第一原発付近から住人が消えた。
消失と喪失の繰り返しの中で生き続ける唄は、生き残った私たちの命の種子のように、

ふるさとを離れても再び広がり、黒い大地を森にする。

岩根愛


アーティストトーク
『KIPUKA』-ハワイと福島をつないだ盆唄
これまでの旅の話とともに、撮影で使用する360度パノラマのサーカットカメラの紹介もします。
日時|2月15日(土) 14:00-16:00
会場|まなび創造館 多目的室(ラピオ4階)
※事前申し込み不要〈先着75名〉

 

公演日時 2020年2月15日(土)~2020年3月1日(日) 10:00~18:00
※【休館日】2月18日(火)
会場 まなび創造館
チケット料金 無料
申込み・
お問合せ
一般財団法人こまき市民文化財団
電話: 0568-71-9700 
主催 一般財団法人こまき市民文化財団
共催 共催:小牧市・小牧市教育委員会
協力:株式会社ニコンイメージングジャパン
   LATITUDE CHICAGO
   テレコムスタッフ株式会社

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