プレスリリース

令和2年度で卒業を迎える中学3年生の「音楽指導事業」風景について

(一財)こまき市民文化財団では、小牧市・小牧市教育委員会との共催で、「音楽指導事業」を実施しております。
 
これは、小牧市に拠点を置く中部フィルハーモニー交響楽団の楽団員を市内小中高等学校の吹奏楽部等に派遣し楽器の演奏法等を指導するもので、プロの演奏家による指導により、音楽活動の充実や音楽水準の向上を図るとともに、総合的な音楽文化の発展を図ることを目的として、平成16年度から行っているものです。
 
9月27日(日)には、小牧西中学校で音楽指導事業を実施しました(小牧西中学校では本年9度目)。児童・生徒がプロの演奏家の指導を受けられるのは、市内にプロオーケストラをもつ小牧市の特色といえます。
 
指導者の北野(きたの)美幸(みゆき)さん(中部フィルハーモニー交響楽団、クラリネット奏者)は「音楽指導事業」が開始された頃からのベテラン指導者。

 
「音を出すという基本部分は顧問の先生方の指導で十分できているので、私たちはもう少し細かな部分でのお手伝いができるように指導しています」と話す。

 
北野さんから指導を受けた小牧西中学校3年生の3名(瀬戸嘉(せとか)姫(ひみ)さん14歳、舟橋(ふなばし)寿音(ことね)さん15歳、野﨑(のざき)美遥(みはる)さん15歳)は、「コロナで部活動が休止になっていた5ヶ月間は自宅で楽器の練習をするしかなかった」(舟橋さん)、「楽団員さんの指導を受けられたことで、音の強弱が上手につけられるようになった」(瀬戸さん)、「同じ大きい音でも色んな種類の音があることを教えてもらった」(野﨑さん)と話していた。

 
小牧西中学校では、10月29日(木)・30日(金)に行われる同校文化祭が3年生の最後の演奏発表機会となる予定で、これを目標に演奏の練習に熱が入ります。
 
≪参考≫
音楽指導事業について
市内の希望する小中高等学校の吹奏楽部・金管バンド部へ中部フィル楽団員を派遣し、楽器演奏法の指導を行う。1次募集では各校人数制限を設け、申請に余裕があれば追加の2次募集を行う。
指導は時間に応じて種類があり、1日指導は6時間以内、半日指導は3時間以内、短時間指導は1.5時間以内。
申請のあった学校と中部フィルの間で、当該年度の目標となる指導共有方針書を作成し、その方針に基づいて指導を行う。

ジャンルで探す